一心寺さんへ納骨
ご夫婦の願い
ご夫婦で入所施設に入られており、お元気なうちに「どちらかが先に亡くなっても一緒に一心寺さんへ納骨して欲しい」と願っておられたそうです。
ご夫婦には身寄りがないことから「お墓を持たないが、亡くなった後も一緒にいたい」ただそれだけの願いだったそうです。
ご主人様がお亡くなりになられたあと2年間入所施設様でお骨を預かっておられ、奥様がお亡くなりになられました。
ならば、「もう少し一緒に居させてあげよう」とお二人のお骨を並べ、入所施設様で3年間保管していたそうです。
今回の納骨にあたり当団体へ依頼されたのも「一人でも多くの人と納骨してあげたい」と
施設長様のご希望でお手伝いさせていただきました。
私たちもご本人らの願いが叶えられた瞬間に立ち会う事ができた事に感謝いたしております。
このような願いは事前に伝えていなければ叶えてあげることもできませんが、願いを託された方にも想いや準備がなければ、出来なかったと思います。
通常、身寄りのない方がお亡くなりになられ場合には、一定期間保管された後に各自治体が定める合同碑へ納められます。
今回のようにご夫婦がお亡くなられ時期に数年間ずれがあれば、一緒に合同碑に納める事ができないのです。
今回の納骨はご夫婦の願いと施設長様の粋な計らいで5年間という長い年月を経て、実現された本当に素敵な対応だと思いご紹介させて頂きました。
これからもご夫婦一緒に居られることを願っております。
改めてまして、心よりご冥福をお祈り申し上げます。